1.不動産投資のメリット

投資の考え方

〇不動産投資のメリット

投資先でもいろいろある中、なぜ不動産投資がいいのか?
ここでは有名どころのFXや株と比較して不動産投資のメリットを挙げてみます。

簡単に言うと2点あります。

①銀行から融資が受けることができる
②経費が認められる

 

①銀行から融資が受けることができる

 銀行から融資を受けるメリットを解説します。融資を受けることはリスク面、時間の面で大きなメリットがあります。FXや株に投資する場合、基本的には自分の貯めた預貯金で実施することになりますよね?つまり、預貯金額が投資額の上限です。銀行にFXや株に投資するから融資して欲しいと相談に行っても、相当な実績があるトレーダーでない限り、融資してくれる銀行はないでしょう。逆に不動産投資であれば、抵当権設定をすることで融資をしてくれる銀行は沢山あります。つまり、預貯金額よりも大きな額を投資できるのです。
 ここで「いやいやFXや株でもレバレッジを高くしたり、信用取引をしたりすれば大きな額を取引できるじゃないか」と反論される方もいらっしゃると思います。確かにその通りではありますが、しかしそれは同時にリスクがその分だけ大きくなっているからなのです。不動産はどうか。不動産の場合も取引額が大きくなればリスクは上がりますが、基本的には一晩で価格が数十%変動するようなことはありません。最悪でも不動産を売却することにより、発生する損失は物件価格の2~3割程度で済むことがほとんどです。これは購入して1,2年くらいであれば、8~9割で売り出せば大抵売却できるためです。このように不動産は株やFXと比べて急な価格変動がないため、取引額が大きいにもかかわらず、取引自体のリスクが低くなっています。インカムゲイン狙いの不動産投資の場合、誰も入居してくれないことがリスクですが、賃料を下げることである程度は回避することができます。毎月の返済が厳しい場合でも売却することで撤退できることもあり、株やFXよりも低いリスクで大きな投資ができるのが不動産投資のメリットです。

 融資を受けるもう一つの利点は、融資のお金には税金が掛からないことです。何を言っているんだ当たり前じゃないかと言われそうですが、このメリットを理解していない方が多いのです。投資をするときには基本的には自分の預貯金ですることになりますが、その預貯金はあなたが働いて得た給料から所得税、住民税、社会保険料が天引きされた残りとなっています。つまり税引き後のお金です。しかし銀行からの融資金は税の対象外のため、1000万円借りたら1000万円使えるのです。通常あなたが1000万円を手にするのは、税率にもよりますが1300~1500万円稼いで所得税等を引かれた後になります。年収が高い人でも預貯金用に1500万円相当を稼いで1000万円を手元に貯めるには数年掛かるでしょう。それに対して銀行から融資を受けるということは、利息・手数料を払うだけで、本当は税金や社会保険料として取られるこの500万円相当を稼ぐ必要がなくなる上に、預貯金に必要な数年~十数年という期間が短縮できるのです。つまりその期間だけ先んじて投資ができることから、融資を受けるというのはとてもメリットがあるのです。

ここでまとめると、融資を受ける利点は

  1. FXや株よりも低いリスクで大きな額を投資できる。
  2. 投資用資金を準備する期間を大幅削減でき、先んじて投資できる。

 →銀行から融資を受けるというのは大きなメリットなのです。

②経費が認められる

 FXや株に投資したときに経費(パソコンや電気代)が認められるかというと、デイトレーダーのような専門で取引している人は可能かもしれないですが、一般的なサラリーマンでは難しいと思われます。しかも認められたとしても、通常は投資用の事務所を構えていることはないと思われることからパソコンや電気代、通信費といった限定されたものだけになると思われます。
 それに対し不動産投資になるとかなり大きな範囲で経費が認められることが多いです。というのも、個人事業者登録を税務署でする場合に、不動産事業という独立した項目があるくらいに不動産というのは事業として認知されているからです。不動産事業に必要なものは多岐に渡るため、家賃(持ち家の場合のローンは経費算入不可)、電気代、携帯料金、インターネットプロバイダー料金、水道代、車代(自家用車のローンは経費算入不可)、工具代等は、個人事業者登録をしていれば認められることが多いです。(もちろん事業の用に供していることが大前提ではありますが)

 このように経費として認めて貰えると所得額が減るため、確定申告をすると納税額が減るor税務署から還付金を受け取ことができます。
 特に家賃、車あたりは費用も大きいため、経費算入できると節税の効果がとても大きいです。
 ただし、プライベートと共用することになるケースがほとんどだと思われますので、全額が経費として認められる訳ではありません。事業用とプライベート用の割合を税務署に対して説明できる必要があり、比率については仕事部屋とそれ以外の面積で按分する、使用時間・使用頻度で按分するなどといった根拠を持って説明できるように準備して確定申告する必要があります。実態とかけ離れた割合で経費算入していると税務調査が入ったときに、否認されて追加徴税されることがあるため、実態に即した割合で納得が得られる説明ができる状態で申告するようにすることが必要です。

ここでまとめると、経費が認められる利点は

  • プライベートの多岐に渡る費用を計上でき、節税効果が大きいことです。

 

 以上、不動産投資のメリットを書きましたがいかがだったでしょうか。投資先はいろいろありますが、不動産投資を選択肢の1つに入れることは皆様にとって、より人生を豊かにすると思っています。
 今回はここまでです。次回は不動産投資のデメリットについて書きたいと思います。

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